今回紹介するのはこちらです
岩崎夏海さんの「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら」です。
2009年にダイヤモンド社から上梓され、1913年創業のダイヤモンド社の中で初めてミリオンセラーになった本です。
総発行部数は270万部以上で誰しも一度は目に、耳にしたことのあるであろう超有名な本です。
著者の岩崎夏海さんはAKB48ともお仕事をされていたそうで、
2009年といえば
第1回選抜総選挙が始まり、2008年の「大声ダイヤモンド」で世間の注目を集めたAKB48が選抜メンバーで発売した「言い訳メイビー」という神曲を皮切りに、ものすごい勢いで大活躍し始めた年です。
かくいう僕も、「桜の栞」というCDに入っていた握手券を握りしめ一人握手会に行き、8時間くらい待って
たかみなや大島優子さんと握手をしたのは今はいい思い出です(笑)
AKB48がその後発売した「RIVER」で初めてオリコン1位をとった時は嬉しかったなあ・・・
懐かしい思い出はこのへんにして、実はこの「もしドラ」(長いので略)の主人公:川島みなみ
そしてその親友:宮田夕紀はそれぞれAKB48の峰岸みなみ・渡辺まゆがモデルと言われているんです。
正確には峰岸みなみの理想の女性像らしいのですが。
2009年は世界的な経済危機を迎えた年でもあり、さまざまな変化が求められていました。
アメリカでは黒人として初めてバラク・オバマ氏が大統領となり、
日本でも麻生内閣から鳩山内閣へと変わっていった年です。
そしてその頃BJは人生・生き方について悩みに悩みぬいて、白髪になっていった年でもあります。
AKB48や経済危機、さまざまな変化を求められた年だったからこそ、ここまで爆発的に売れ、
世間に「マネジメント」というキーワードが刺さったのかもしれませんね。
みなさんはピーター・ファーディナント・ドラッカー
という方をご存知ですか?
オーストリア出身の経営学者であり「マネジメント」という言葉・原理の発明者です。
ジョン・メイナード・ケインズという有効需要を用いてマクロ経済学という世界経済の教科書的なものを確立した(表現があっているのかは微妙だが)経済学者の講義を受け!
ジークムント・フロイトとも交友があった凄い人です!
「民営化」や「知識労働者」という造語を世に広めたのもドラッカーです。
そんなドラッカーの著書「マネジメント」を偶然手にした野球部の女子マネージャーが、
その本に従い野球部を再建していくというこの「もしドラ」。
日本でマネージャーといえば、まず浮かぶのはやはり野球部の女子マネージャー。
部員のユニフォームの洗濯や後片付け、野球ならば試合でスコアを付け輪切りのレモンを用意する。
パッと思い浮かぶのはこれくらい。
なんとも雑用的な雰囲気が隠せない。
しかし、実はこれ日本限定らしいのです!
メジャーリーグでマネージャーといえば”監督”をさし、その他マネージャーとは社長やコーチ、経営者などと対等の立場にいる方をさし、意見を交わせる大切なポジションとして扱われます。
この「もしドラ」では、「マネジメント」と出会った主人公みなみが後者として文字通り野球部をマネジメントしていくサクセスストーリーであり、そのところどころにドラッカーの言葉が引用されていきます。
難しくてそのままの言葉ではわかりにくいものも、しっかりとわかりやすく解説されながら物語が進みます。
今現在支える側の仕事に就いている方
今の職場環境に満足できない・不満を持っている方
そしてそれを、自分主体で変えていきたい
と思っている方々にぜひとも一読していただきたいです。
更に!
この「もしドラ」を読みながら感じたのですが、
この本にはもっともっと素晴らしいメッセージが含まれています!
それは、本の力で人は変われる
というものです!
主人公みなみは偶然出会った本を読むことでマネジメントを知り。
わからないなりに”とりあえず”それを実行に移し、本の恩恵を受けます。
結果野球部は・・・ここからは実際に読んでほしいので割愛しますが、
これはまさに、BJとしてこのブログを始めた僕が読んだ方にお届けしたい真理をズバリついています。
つまり読書によって知識を得て、人生を知りそれを現実世界に還元して
自由で楽しい今を紡いでいって欲しいという僕の思いを、分かりやすいストーリーで物語にしてあるのが
この「もしドラ」なんです!
この本を読むことで、個々の存在の良いところに目が向くようになるし、話を聞くことの大切さも実感できます。
一冊でいろいろお得な良本ですよ!!
本はそれを読むタイミングで受け取るメッセージが毎回変わります。
今回改めて「もしドラ」を読んだことは僕にとっても最高のタイミングでした。
みなさんにも最良のタイミングで本が巡ってきますようにと願いながら、
この本があなたの人生を変える一冊でありますように。
以上BJRYOでした。
Arrivederci!!
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