「趣味は読書です。」
「休みの日は家で本読んでた。」
学生時代の僕は趣味が無くて困ってた。
今でこそ人に聞かれた時、何かに記入する時は胸を張って堂々と読書!と言えるけれど
当時の僕は読書という趣味にどこか暗いネガティブな印象を持っていて、
なんの理由もなくカッコ悪いとまで思っていた。
それはおそらくテレビや漫画、アニメに影響されていたのもあると思う。
眼鏡をかけて髪が長くて弱そうな人物が、いろいろと小難しいことを早口でまくしたてつつオロオロしている姿や、知識を武器に戦いを仕掛けても、最終的に熱血主人公やクールなキャラの一発逆転気持ちで何とかなりましたパワーに負けてしまったりといったものが多かった。
二次元ではなく現実世界でいえば、圧倒的に周りに本を読んでいる人が少なかったんだと思う。
さらに言うと、本を読んだことで輝いている人を知らなかったし、見つけられなかったから。
まあものすごく狭い世界の、ものすごく小さいコミュニティの、ものすごく偏った考え方の中で生活していた少年には荷が重すぎたのかな。
本を読むのは頭のいい人がすることで僕が読んだところで・・・
本を読むのは大人がすることで僕にはまだ早い・・・
こうも思っていた。
学校には図書館があるから授業や休み時間に行って、本を読んだことはある。
読み終わった後の感想は「僕ってすごい!大人みたい!!」だった。
江戸川乱歩の「地獄の道化師」という本の内容は未だに覚えている。
それくらい記憶に残る内容だったということもあるけれど、それ以上に感動が大きかったんだ。
最近人に薦められた本を読みました。
その本を読みながらこんな気持ちが湧いてきました。
”読書って実はかなりオープンな趣味なんじゃないか”
音楽や映画にジャンルで好みがあるように、本ももちろん好みが分かれます。
ビジネス書や新書を読む人・ミステリーしか読まない人・ライトノベルが好きな人などなど。
好きな本やカテゴリーを聞くだけでもその人が少しわかる
だけど、あんまりそういう話を聞かないしする機会も少ないと思う。
それは、本にはその人の性格や考え方、望むもの歴史がかなり反映されるからじゃないかと考えました。
つまり、自分の結構な部分までをさらけ出してしまうから人に言いにくい。
裏を返せば、本はかなりのコミュニケーションツールになりうるということです。
想像してみてください。
「あの音楽を聴いた」
「あの映画を観た」
「あの本を読んだ」
どれが一番相手に共感できて、嬉しくなってその内容で語り合いたいと思うかを。
薦められたその本には読書への決めつけや、固定観念を捨てよう!
という内容が書いてあり、読み終えた中でそれが一番印象に残ったものでした。
薦めた本人はそこじゃないよと思うかもしれませんが、どの部分を心に残すのかは読者によって千差万別あるので仕方のないことです。
ただ、この本を薦めてくれたことと、このタイミングでこの本に出会えたことに感謝を伝えたくて、こうやって文字にしました。
本当にありがとう!
今回は本の紹介ではなくBJとして新たに思ったことがあったので投稿しました。
この記事を読んでいただけてる方の読書生活がさらに楽しいものになることを願いつつ、最後まで読んでくださってありがとうございました。
以上 BJRYOでした!
Adios!!
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