ソウルメイト 魂の伴侶

どーもBJRYOです



今回紹介するのはこちら、
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ブライアン・L・ワイス著 山川紘矢・山川亜希子訳
『ソウルメイト 魂の伴侶』です。


いきなりですが、
みなさんは”赤い糸”を信じますか?
恋人や結婚相手に限らず、家族や兄弟、友達や仲間に言葉では表せない運命的な繋がりや出会いを感じたことがありますでしょうか?

もしも運命の人を信じている方、実際にそういった方と出会っている方、強い繋がりや科学では証明できそうもない偶然な出会いを経験している方がいらっしゃるのならば、この本『ソウルメイト 魂の伴侶』は読んでおいて損はないと言えるのではないでしょうか。


まず初めにこの本の内容を説明しますと。
この本の著者でもありますブライアン・L・ワイスさんは、アメリカのフロリダ州で開業医として働いている現役の精神科医です。
日本では聞きなれない名前で知らない方ばかりでしょうが、アメリカではとても名の知れた精神科医として医療に従事する一方で、講演会やセミナーなどを各地で精力的に行われています。
ではこのワイス博士が何でそんなに有名なのかと言いますと、
このワイス博士は、催眠療法 その中でも前世療法の世界的権威のある方なのです。

そんなワイス博士が数々の精神疾患の患者さんを診ていく中で気付いたとある疑問がありました。
「患者さんの前世の体験と、今訴えている症状に奇妙な類似点があるなあ。これは何だ?」
そこからワイス博士は前世療法という手法について、科学では証明できそうもないさまざまな奇跡的な体験をする人を何人も診ることになりました。

そういった中でワイス博士は『前世療法』『前世療法2』などを執筆し、世の中に前世療法の持つ神秘的とも、根源的ともいえる効能を広めました。
それを聞いて受診を希望した二人のとある男女が実際に体験した奇跡のような出来事を、ワイス博士の視点から語った実話が書いてあるんですね。


日本では催眠療法というよりも、催眠術という言い方のほうがイメージしやすいと思います。
怪しげな人が被験者に怪しげな言い回しと仕草で近づき、嘘かホントか被験者が眠ったような状態になり、催眠術師と呼ばれている方の言うことに従ってしまう。
ウソ臭さがにじみ出まくりのテレビでよく見る風景ですよね?
もともと何故”催眠術”と呼ばれるようになったのかというと、19世紀に初めて日本にこの催眠療法が伝えられた際、実際に催眠にかかっている人を見て、「眠りを催している」=眠らせているということで催眠術と言われるようになりました。

しかし、催眠療法と呼ばれるものは18世紀の医師フランツ・アントン・メスリムという方が考案したれっきとした科学技術であり、断じて魔術的なものではありません。
もちろんショーの演出の一部であえて大げさにかかったふりをしていることもあるでしょうし、現にこういった催眠にかかりやすい人と、そうでない人がいることもワイス博士は指摘しています。
考えすぎてしまい疑いの気持ちを捨てれなかったり、抗おうとしてしまい緊張がとれなくてリラックスができない人などはかかりにくいそうです。


ということを知っていただいたうえで、ワイス博士は過去生退行(前世の人生を再経験)を患者に実施することを続けていく中で、人間は魂のレベルで輪廻転生を繰り返しているのではないかというひとつの考えに行き着くわけです。

こんな例があります、
ある女性は生涯でずっと背中の痛みに苦しめられてきました。
どんな高名な医者に診てもらってもまったく改善の兆しがみえなかったそうです。
しかしある時藁にもすがる思いで受診した前世療法で過去生退行を行ったところ、自分の前世は背中を刺されて亡くなった兵士であることが分かりました。
その時の記憶が体験が現在の痛みに繋がっていたということが判明しました。
すると今までどんな高名な医者に診てもらっても治らなかった背中の痛みが、その事実を認識することでさっぱりと消えてなくなったそうです。

他にも、もう既に衰退した古代の言語を前世の記憶から急に喋りだす人が、書ける人が現れたり。
結婚している二人の男女が実は前世で既に出会っていたとか。
そのような偶然とは到底思えない経験をワイス博士はしたそうです。


つまり人間は前世で成しえなかった自らの使命を果たすために、その時代での人生を教訓として何度でも生まれ変わり続けており、今を生きている。と結論を出しました。

これはいろんな方向から考えることのできる話だなと読みながら思いました。
世に言う天職という考え方や、才能という意味、常人では理解できない程のストイックな考えや言動をするあらゆる分野の功労者の存在もひとつの答えとして成り立ちそうだし。
赤ちゃんは生まれて数カ月で既に自我が芽生えるといいます。
話すことはできなくても、あらゆるものを観察しながら分析をしているという行為。
仮に自分が輪廻転生という現象が起きて生まれた赤ちゃんだとして、前世の記憶を一部忘れているのだとしたら、今回の時代に生まれた時にこの時代の事を観察しなきゃだし、自分が何を果たすためにもう一度生まれ変わったのかを思い出そうとしているのだとしたら、赤ちゃんに対する理解もより深まりそうじゃありませんか?


そしてBJはこの本を読みながら二つの事を同時に考えました。

一つ目はドイツの哲学者マルティン・ハイデッガーの「存在と時間」という考え方です。
その中でハイデッガーはこう述べています。

人は、いつか必ず死が訪れるということを思い知らなければ、
生きているということを実感することもできない


つまり命あるものには死が付きまといます。しかしそれを恐れて死から目をそむけ本来自分がやらねばならない使命や、成し遂げたい事に情熱を注ぐことをしなければ、それは生きているとは言えない。
と、かなり賛否両論あることを言っているのです。
過去にダニング・クルーガー効果という、成し遂げたい事について知れば知るほどその壁の高さや脅威が分かってしまいかえって意欲を失ってしまうという心理を紹介しましたが、こういった状態のこと、一概には言えませんが諦めてしまった人生を果たして謳歌していると言えるのか?といった解釈もできるよという考えた方です。

そこで輪廻転生の考えを使えば、我々は既に、今の人生で成し遂げたいと思っていることについて前世で失敗した教訓を持って生まれてきている。つまり十分に自信をもって振舞ってもいいんだと思える。
更に、この人生で成し遂げることができなかったとしても、再び転生を繰り返すことで絶対に叶うものなんだと思うことができるということです。
だから全力でやりたい事に向かって情熱を燃やせば、その経験は時空を超えて自分に返ってくるということ。
よく今の自分は未来の自分が多額のお金を費やして、記憶を失って現代に戻ってきた。と考えればモチベーションが上がるという話を聞きますが、未来だけではなかったんです!
あらゆる時代を超えて、数千年の思いを持ってこの時代に生まれているんです!!!
よし頑張ろう!


そして二つ目、みなさんは「シンクロニシティ」という言葉を知っていますか?
言葉の意味は「意味のある偶然の一致」です。
この言葉は何を隠そうこのブログでも度々名前の挙がるあの、カール・グスタフ・ユングが提唱したものなんです。
単なる偶然では片づけられない事象を指しますが。
輪廻転生や前世の記憶などと深い関わりがあるとかないとか・・・

そしてすべての物語は「愛」へと帰結していくことになります。



いかがですか?
この解説で少しでも興味を持っていただければとても嬉しいです!
冒頭いいました、運命や奇跡の偶然、赤い糸や生と死の概念。
そういったものに興味のある方は是非読んでみてください。

この本はとある友人がフェイスブックでお薦めしていた本でした。
本の中でワイス博士はこう言っていました、
「今あなたの周りにいる人は決して偶然出会ったわけではありません。魂のレベルで引かれあい出会うべくして出会ったのです。」
そしてスピードワゴンの小沢さんはこう言っていました、
「地球上に今さ、人口って何人いるか知ってる?63億人いるの。63億人に1人に1秒しか会わなくても180年かかるの。それを俺たちどう?出会って5分以上経ってる。奇跡!乾杯!!」

この本に出会えたこと以上に、その方に出会えたことが嬉しくなりました!
この場を借りてお礼を。
本当にありがとうございます。これからもこの奇跡の出会いを大事にします!!

そしてここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
長くなりましたが何か感じてください。


以上BJRYOでした


あま~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~い!!!!!!!!!!!!(笑)


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