三月ももうすぐ終わり、四月になります。
桜が咲き始め、門出を迎える人たちの笑顔が溢れる時期になりました。
もうすぐ春ですねえ♪♪
ということで、今回は『春』という漢字を掘り下げていこうと思います。
『春』という漢字は、小学校二年生で習う常用漢字です。
読み方は[はる・シュン]の二通り。部首は「日(ひへん)」です。
季節を表す漢字として、春夏秋冬の一角を担っているその知名度だけでなく、一番好きな季節ランキングでも堂々1位を獲得してしまうほどの時期を担当している漢字です。
では何故我々が愛してやまない期間のことを「はる」と呼び、
『春』という漢字があてがわれたのでしょうか?
さあ掘り下げ掘り下げ♪
『春』の成り立ち
まずは「はる」という呼び方の語源から解説しましょう。
三つの説があるそうで、
木の芽が伸び拡がるという意味の「張(は)る」
土地を耕し開墾、切り開くという意味での「墾(は)る」
天気が良く「晴れるまたは晴(は)る」
以上三つですが、恐らくどれかひとつというわけではなくて、その時期になると日本中でそれぞれの「はる」という言葉が飛び交い、それが定着していったんだと思います。
「よーけ張るようになってきたの」とか
「そろそろ墾る時期じゃろう」とか
「いやー、よーやっとお天と様が顔だしたわ。もう晴るじゃ」とかね。
そんな誰もが待ち望むそれぞれの「はる」を、何故『春』にまとめたのか。
この『春』という漢字には古字と本字という異体字が存在します。
紹介しましょう!
これが古字の『旾(はる)』です。
そして本字の『春』は『旾』という漢字に「艸(くさかんむり)」をつけたものです。
「屯」+「日」=「旾」です。
「日」という漢字は象形文字で、太陽を表します。
そして気になる「屯」という漢字。
実はこの漢字も象形文字なんです。
では何を表しているのか?
分かります?(笑)
この「屯」という漢字は、髪を束ねて飾っている幼児を表しているんです。
そこから多くのモノを束ね集める、群がるという意味を持つ「屯」という漢字ができました。
”若者がコンビニの前にたむろする。”
という文の”たむろ”は「屯する」と書きます。
つまり、分かりやすいほうの「艸」+「屯」+「日」=「春」で考えると。
”日の光を受けて、植物たちが生長・群生していき、群がっていく時期/季節”ということで『春』という漢字ができあがったのです。
今は常用漢字として『春』と簡単に書けるようにされていますが、
『春』-「日」=で残るところがありますよね?
「三」+「人」と更にわけることができますが、何故「三」と「人」なのか。
これは、現在の暦では『春』は三月~五月まで。
陰暦では一月~三月まででした。
こう並べてみると、三が重なっていたからとも考えられますし、
季節の始まりを表す漢字ということで、三月始まりの三を使用したとも考えられます。
更に掘り下げてみると、「はる」という読み方の語源が三つありました。
それらを全て兼ね備えているという意味で三を使ったのかもしれません。
やはり掘り下げてみると、
すべてに意味があることがよくわかりますね。
本題
では本題!
青い春と書いて”青春”!!
青春っていつまで?
みなさんの疑問にBJがお答えしましょう。
まずはちゃっちゃと「青」という漢字の成り立ちを紹介していきます。
「青」という漢字は、「生」+「月」=「青」が常用漢字の組み合わせですが、
「月」は「円」にしても同じ意味になり、さらに「月」は夜空に輝くあの月ではなく、「丹(たん)」という漢字の持つ意味を含みます。
つまり「生」+「丹」=「青」なんです。
この「丹」という漢字は、丹砂(たんさ)と呼ばれる鉱物(赤い色をした綺麗な鉱物で別名に辰砂(しんしゃ)・賢者の石とも呼ばれる)を採掘する際に使用した井戸の上の部分を表している漢字です。
井桁(いげた)と呼ばれるその部分は、言ってみれば井戸の口です。
「丹」でも「円」でもどちらでもいいので逆さまにしてみると、何かの容器の中に液体が入っているような絵になると思いますが、そういうことです。
その容器の中に「生」という植物を入れて、青い染料を抽出しているという図が、「青」という漢字の成り立ちです。
この染料として使われる植物たちは、しっかりと生長したものでないと鮮やかな色はでません。
若者を「まだまだ青い」とか「青二才」と表現しますが、
これはまだ生長しきっていない若草のことをそう呼ぶことから派生して言われている言葉です。
では説明長くなりましたが、
”青春”[まだまだ成長しきっていない春]とはどういうことか。
何となく『春』の意味がわかれば謎はとけそうですよね(笑)
そう思って調べてみると、
な、な、なんと!!
『春』を構成する漢字「屯」には更なる分解の余地があったことが判明!!
それがこちら、「ノ(の)」+「凵(かんにょう/うけばこ)」+「乚(いん)」=「屯」です。
なんとなく組み合わせられますか?
この三つの組み合わせ、
「ノ(の)」という漢字には、右から左へ曲がるという意味しかありません。
「凵(かんにょう)」象形文字で、意味は落とし穴です。
そしてこれが一番大事!
「乚(いん)」という漢字は、「隠」の古字であり、部首にすると「乙(おつ)」と同じになります。
「乳」という漢字の右側に「乚」という部分がありますよね。
この場合に「乚」という漢字が表しているのは、
女性の胸!
そう!!おっぱいです!!
つまり、「屯」という漢字が持つもう一つの意味とは、
右から左に頭を巡らす
視線を走らせた時に
女性の胸。
いや
おっぱいという罠に嵌ってしまう
視線を走らせた時に
女性の胸。
いや
おっぱいという罠に嵌ってしまう
ということを表しいるんです(笑)
つまり”青春”を言い換えると、
そしてそこに「人」という漢字をはめると、
日常に潜むおっぱいの罠にはまる人
と言えます。
道行くダイナマイトボディのお姉さまに目がいく。青春!
写真や動画のグラビアを見る時に胸元に目がいく。青春!!
女性とハグした時に胸の感触を意識してしまう。青春!青春!!!
更にそれを問われた際に、
「はあ~!?べ、別に見てねえし!ぜ、全然意識してねえし」って言ってしまう(隠そうとしてしまう)。
青春!!!
青春の終わりとは、
女性のむ・・いや、おっぱいに興味が無くなった時です。
つまりは・・・
男は生涯 青春!!!!
感想
ということでいかがでしたでしょうか?
漢字『春』を掘り下げようでした。
みなさんもお友達に「青春っていつまでだと思う?」と言われたら、
言ってあげてください(笑)
タイトルにはカッコして、(男にとっての)と付け加えるべきかな。
素敵な春と青春を過ごしましょう!
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
この記事を読んだみなさんが僕のことを嫌いになりませんように。
以上BJRYOでした
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