夢を叶えるゾウ3〜ブラックガネーシャの教え〜

どーもBJRYOです



大分間隔は空いてしまいましたが、本日紹介するのはこちら






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水野敬也(みずのけいや)著

『夢を叶えるゾウ3〜ブラックガネーシャの教え〜』です。




今回この本を紹介しようと思ったきっかけは、ある方が「この本がおすすめです!」とすすめてくれたからです。
実はこの本自体以前から買ってずっと僕の本棚に置いてありました。

しかし、”夢を叶えるゾウ”という本はシリーズ物になっていて、1は何度も読み返し、2は内容は覚えているなあぐらい。
だけどこの3は内容も何も覚えていない!
一回読んだけど、記憶の中では「あまり面白くない」に分類されている!

そんな状態だったので、ホコリを払い何年かぶりに手に取り読んでみると、





・・・ちょっと待ってっ、これ、




めちゃくちゃ面白いじゃねえか!






正直自分に引きました。
「えっ!?おれなんでこの本一回しか読んでないの?」って。
そしてこの本を紹介してくれたあなたに、僕ははちゃめちゃに感謝をしたい!
なぜこんな素晴らしい本をただの部屋の景観作りにしていたのか。


でも一方的にあの頃の自分を責めることはできない。
本が持つ特性の一つに、”読むタイミングによって受け取る内容が変わってくる”というものがあって、当時の僕にはこの本の内容が響かず共感できなかったのでしょう。
だからこそ本は一度だけでなく時期をずらして何度も何度も同じ本を読んだ方がいい。


とそれらしい言葉を並べたところで、今の僕に響きまくったこの本の紹介をしていこうと思います。
まずはあらすじから。




あらすじ




三十間近の夢見る独り身OLの主人公は、占い師に騙されてインドの”ガネーシャ”という神様の置き物を買ってしまう。
ひょんな経緯から実体化したゾウの姿のガネーシャという神様は、OLの夢の話を聞いて自分の教えを教えてやろうと契約を交わす。
その契約書には「ワシの言うことを一度でも聞かんかったら、自分の将来の希望を根こそぎいただく」と書いてあった。
ガネーシャから出される嘘のような課題の数々。
やがてOLに最大の試練が訪れる。
果たしてOLの運命やいかに!そして、OLは夢を叶えられるのか、幸せになれるのだろうか。




という内容です。





水野敬也さんのこの「夢を叶えるゾウ」シリーズは、毎回主人公こそ違いますが展開は同じ流れです。


世の中に溢れている成功法則ややり方で失敗する

それぞれやけになってガネーシャ像を買う

やけになっているとガネーシャが実体化する

「何でもするから夢や理想を叶えてほしい」と懇願する

「自分何でもする言うたな」とガネーシャと契約を交わす

日々課題を出されそれを実行に移していく

課題をこなす中でその課題の意味を体験から学んでいく

それぞれがそれぞれでその課題とガネーシャの意図、そして世の中の成功している人だけがしている何かを知っていく

次第に主人公の環境が変わり、環境が変わると思考が変わり、思考が変わると行動が変わっていく

あとは読んでのお楽しみ♫




このシリーズの流れの中で一番重要で大切なのは、
僕は出された課題を実行に移して体験していくということだと思います。





この「夢を叶えるゾウ」の中でガネーシャが出す課題とその意味は、僕らが今まで当たり前だと思っていたこと。
いや、当たり前だと思わされていたことをことごとく打ち砕いていきます。
そのためその当たり前だと世間の中で広まっている方法や考え方に心酔し、何の疑問も抱かず従っている方は少々読み進めることが困難だと思います。


そして、この本を読めば、この本を読むだけで自分の何かが突然変異して理想の自分になって、んでなんか全てがうまい方向に向かっていくんだ。と思っている方も、読み切ることはできてもその後の虚無感に苛まれて余計に生きるのが辛くなるだけだと思うのでおすすめしません。




この本の中で著者はわざわざページを割いて、「こっから課題を言っていくけど、ちゃんと覚悟できてる?」と聞いてくれています。
「軽く考えてない?これ読んで共感してもしなくても、これらは実行に移してみてからじゃないと本質は理解できないよ?読んだだけでわかったつもりになっても、自分はなーんも変わらないよ?」と。




何を隠そう当時の僕がこの本を買った理由は、「この本の新たな教えがおれを更なる高みへ押し上げてくれるはずだ!」と期待していたからです。けど何も実行に移さず(いくつかはしたと思うけど)劇的な変化を感じられなかった。
だから「面白くない」という分類の箱の中に選別されていたんだと思います。





えっ!?
じゃあ何でその本をずっと目に映る、手の届く範囲に置き続けていたのかだって?


それは、この本の中身がずっと腐らないものだと思っていたからです




世の中に溢れる毎日・毎月・毎年発行される成功指南本や自己啓発本。
「〇〇するだけで叶う20の法則」「〇〇が教える成功の仕方」「〇〇で簡単に〜できる裏技」などなど。


時代が変われば常識や社会は変わり、その流れの中でやり方や法則が変わっていくのは、これは紛れもない事実です。
だからこそ次から次へと新しいタイトルややり方の本が出版され、その真新しさに惹かれて読者は購入していきます。


もちろんその流れの中での新しい生き方などを丁寧に教えてくれる、”読んで考え方が変わる本”というのもあります。
読むだけで考え方に影響して行動まで変えてくれる本なんて素晴らしくて、書いてくださった方に買うことで感謝を日々しております。




ですが、大半の本は”読んだだけでやった感を演出する本”でしかありません。
それがどうしてなのかは完全に個人的な考え方になりますが、”普遍的な法則を踏襲してない・書いていないから”です。



日々めまぐるしく変わっていく世の中でも、決して変わらない普遍的な法則は確実に存在します。
そしてあらゆる言動の根底、基礎になるのは、新しく世の中に提唱している独自のやり方などではなく、人間の遺伝子レベルで根付いている変わらないやり方です。



読者や社会に影響を与えている良本は、どれも必ずこの”普遍的な法則”に従い、それらを自分の言葉に直して書いているところが共通点だと思っています。



ここまで話してきたからもう薄々感じているとは思いますが、
この水野敬也さんの著書「夢を叶えるゾウ3」は(1も2も同じく)、その普遍的な考え方を読者にわかりやすく、
いいですか?



わ・か・り・や・す・く教えてくれる本なんです。





あとはそれを実行に移して自分で体験して、「ああ〜なんとなくでもこういうことを言っているのか」と理解していく。
それらは普遍的な法則だから、実行に移せば必ず成果になります。


さあ、壁は二つ!

①自分の中の常識や当たり前を否定して、そのままそれをゴミ箱に捨てられるか
②読んだだけでなくちゃんと実行に移さないと余計に自分が嫌いになるだけ、という覚悟を持って読めるか




僕はもう読んでしまったので、今ゴミ箱に捨てた当たり前を眺めながら生きてます。(あとはこれを縛って結んで収集してもらうだけ)
そして実行に移さないと自分が嫌いになってしまうのでもうやるしかありません。


一人じゃきつくて夜な夜なゴミ箱を漁ってしまうかもしれないので、誰か一緒に頑張りましょう。
僕はガネーシャに「自分なかなかおもろいやん」って言ってもらいたい!






感想






ということでいかがでしたでしょうか?


水野敬也著
「夢を叶えるゾウ3〜ブラックガネーシャの教え〜」の紹介でした。



今後も紹介された本はどんな本だろうと速攻で読んで記事にしようと、今決めました。
だからどんどん色んな本を教えてください。

こちらまで(rm.bl1tkzei@gmail.com)




ちなみに「夢を叶えるゾウ」シリーズは全部良本です。
読んで何にも心動かされるものがなかったという方には、僕が全力で説明しに行って、それでも駄目だったら全力で土下座します。
連絡待ってます。



以上BJRYOでした

この記事へのコメント

  • Taji

    ブラックガネーシャいいですよね、シリーズ1の普通のガネーシャや2のお笑い要素満載なガネーシャも好きですけど、3の方が刺さる気がします。
    過去の成功者や偉人の言葉も沢山あるから説得力があって、でも全体を通して何か共通点があるような、そんな気がしてます。
    この本、私が紹介したような、、?笑
    感想も読ませて頂きました、私もまた読み直そうって思いました😊

    今は原田マハの作品にハマってます。
    高校の友達の結婚式のスピーチを頼まれて、大学の教授に相談したら原田マハの『本日はお日柄もよく』を紹介して頂きました。
    電車で大号泣して恥ずかしかったのを今でも覚えております笑
    もしかしたらこれも以前紹介したかも、、?
    次は原田マハの『生きる』を読もうとしてます。
    次の感想も楽しみに待ってます!
    2020年01月23日 22:03